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沼津の蒸留所が「大中寺いも」使ったクラフトジン販売 「芋焼酎」ベースに初挑戦

「Muso」とスタッフの吉村誠子さん

「Muso」とスタッフの吉村誠子さん

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 沼津蒸留所(沼津市上土町)が3月11日、数量限定クラフトジン「Muso」の販売を始める。

150本限定のクラフトジン「Muso」

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 静岡県初のクラフトジン製造を行う蒸留所として2020年9月29日にオープンした同社。これまでに、戸田タチバナ、伊豆のバラ、松崎産レモングラス、キンカン、伊豆産イチゴ、サクラ葉を使ったジンなど地元特産品を使ったジンを季節ごとに製造販売している。

 これまでクラフトビール工場「リパブリュー」(沼津市大手町)が仕込んだベースアルコールを使っていたが、今回初めて沼津市の愛鷹山麓で栽培される里芋「大中寺いも」を使った芋焼酎「夢窓」をベースアルコールに使った。「大中寺」(中沢田)の境内で取れるカヤの実やクスの実、ジュニパーベリー、カルダモン、コリアンダーなどで香り付けした。ラベルデザインはアーティストのさとうなつみさんが手がけた。

 社長の小笹智靖さんは「これまでのレイジーマスターシリーズと違い、香り付けに使ったら面白そうなもので限定商品を作りたいと思っていたところ、大中寺の副住職から提案があった。『大中寺いも』を使った芋焼酎は癖がなく、香りものりやすかった」と話す。

 同施設スタッフの吉村誠子さんは「当商品をきっかけでに『大中寺いも』や芋焼酎『夢窓』を知ったり、それらを知っている人が『Muso』を飲むきっかけになったりしたらうれしい。カヤはグレープフルーツのような香りがある。ジントニックはもちろん、かんきつを絞ったソーダ割りで和食の食中酒などにもお薦め」と話す。

 価格は500ミリリットル入り1本=6,500円。150本限定、シリアルナンバー入り(先着50本はカートン入り特別仕様)。同施設店頭や市内酒販店、沼津市ふるさと納税、沼津蒸留所オンラインストアで販売する。

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