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沼津蒸留所にクラフトジン第6弾商品 原材料に松崎町産のサクラ葉使う

沼津蒸溜所の永田暢彦さんと新作の「ラシュリーグリーン」

沼津蒸溜所の永田暢彦さんと新作の「ラシュリーグリーン」

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 沼津蒸留所(沼津市上土町)が12月3日、新商品「レイジーマスターシリーズ ラシュリーグリーン」の販売を始めた。

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 静岡県初のクラフトジン製造を行う蒸留所として2020年9月29日にオープンした同施設。富士山の湧き水を使い、クラフトビール工場「リパブリュー」(沼津市大手町)が仕込んだベースアルコールを使う。同施設ではこれまで、戸田タチバナ、伊豆のバラ、松崎産レモングラスやキンカン、伊豆産イチゴを使ったジンなど地元特産品を使ったジンを季節ごとに製造販売している。

 完成したジンはシリーズ6作目。西伊豆・松崎町の塩漬けのサクラの葉、静岡県産の緑茶、伊豆産のクロモジ、ジンジャー、青サンショウ、ユズピール、レモンピール、ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、カルダモンの11種類で香り付けした。

 同施設スタッフの永田暢彦さんは「今回は、日本一の生産量で全国シェア約7割の松崎町の桜葉を使った。和のテイストのボタニカルを組み合わせ、食事中にも飲めるすっきりとした味わいに仕上げた。トップノートからボディー、後味へ感じ方が変わる複雑なフレーバーを楽しんでもらえたら。沼津市内でおなじみの緑茶で割る『愛鷹割り』もお薦め」と話す。

 「県東部に醸造所が増えいい刺激になっている」とも。「お酒が好きな人に来てほしいし、お酒をつくりたい人も沼津に集まって、三島市の『焼酎特区』のような小規模製造ができるエリアになったらいい。ジンの魅力は自由度の高さ。作り手として、常に新しいものを探し作り続けられる。飲む側としても、炭酸やトニック、マティーニなど多くの飲み方の種類がある酒は他にない。クラフトジンの魅力を多くの人に伝えたい」と永田さん。

 内容量は1本500ミリリットル(オープン価格)。同蒸留所と同所オンラインストア、沼津市内の酒販店などで販売するほか、12月26日~28日は「ららぽーと沼津」でも販売する。

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