沼津市は6月22日、ふるさと納税の返礼品に小学館の子ども向け月刊誌「コロコロコミック」とコラボした「めざせ溶接マイスター! コロコロコミック×影山鉄工所 フォトフレーム作り 体験チケット」を加えた。
返礼品の内容は、影山鉄工所の溶接のテーマパーク「アイアンプラネット ベースオブ沼津」(沼津市西間門)で、溶接講座とフォトフレーム作り、表彰式、記念撮影を行う60分の体験。同誌のロゴが入ったプレートを鉄のフォトフレームに溶接する。推奨年齢は10歳以上。
同誌の連載漫画「でんぢゃらすじーさん」シリーズの作者曽山一寿さんが描き下ろした漫画「誕生!溶接の達人!!」と、「コロコロ溶接の鉄人認定証」も贈呈する。寄付額は4万5,000円。
同誌と自治体のふるさと納税コラボ企画は、泊まれる公園「インザパーク」(足高)での球体テント宿泊体験に次ぐ第2弾。同誌の小林副編集長は「自分にもコロコロ読者世代の子どもがいるが、思春期の子どもと一緒に遊びに出かけられる期間はとても短い。親子で体験を楽しめるふるさと納税返礼品を探してみたが、見つからず、ないなら作ろうと思った。山・川・海全てそろっていて第二のふるさとのような沼津で、体験プログラムを考えた」と話す。
同日、地元小学生や頼重秀一市長が製作体験を行った。小学3年の岩田陽壱君は「最初は火花が怖かったけど、ちゃんと溶接できて楽しかった。コロコロコミックは小学1年の頃から毎月読んでいる。でんぢゃらすじーさんの溶接の達人の漫画がもらえるのもうれしい」と笑顔を見せた。
同鉄工所HR・ブランディング部の山本明弘課長は「これまで夏休みなどに小学生向けの溶接のワークショップなどを行っていて、子どもたちの楽しそうな笑顔が印象的だった。コロコロコミックとコラボすることでさらに楽しい体験を提供していきたい」と話す。