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沼津蒸留所でクラフトジン新商品 「御殿場のワサビ」を使い「和」を表現

小笹社長と「LASY MASTER Spiky Roots」

小笹社長と「LASY MASTER Spiky Roots」

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 7作目になるジン「LASY MASTERシリーズ Spiky Roots(スパイキールーツ)」の販売が12月12日、沼津蒸留所(沼津市上土町)で始まった。

「LASY MASTERシリーズ Spiky Roots」(関連写真2枚)

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 静岡県初のクラフトジン製造を行う蒸留所として2020年9月にオープンした同所。富士山の湧き水とクラフトビール工場「リパブリュー」(大手町)で仕込んだベースアルコールを使う。

 同所ではこれまで、戸田タチバナ、伊豆のバラ、松崎産レモングラスやキンカン、伊豆産イチゴを使ったジンなど地元特産品を使ったジンを季節ごとに製造販売してきた。

 今回のジンは7作目となる。御殿場市のワサビ農家田代耕一さんが生産した「真妻わさび」をキーボタニカルに、静岡県産のヒノキ、キュウリ、国産のカボス、青じそ、ジンジャーや、ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルートを香り付けに使った。

 同所を運営する「FLAVOUR(フレーバー)」(同)の小笹智靖社長は「高品質なワサビを使ったジンを作りたいと思っていたところ、内閣総理大臣賞や農林水産大臣賞などを受賞している生産者の田代さんと出会うことができた。キュウリやヒノキのチップを使うことで、和の雰囲気で青く爽やかな香りを表現することができた」と話す。

 飲み方については、「ソーダ割りがおすすめ。中に擦った本ワサビを入れてもおいしい。すしや刺し身などに合わせて楽しんでほしい」とも。「常連客からは『レイジーマスターシリーズの中で一番好き』などという声が届いている。沼津市内にはすし店も多いので取り扱ってもらえたらうれしい」と期待を寄せる。

 容量は500ミリリットル。同所と同所オンラインストア、沼津市内の酒販店などで販売する。

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