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伊豆の国のいちご大福専門店が「紅ほっぺ」使った大福販売 「魅力全国に伝えたい」

支配人の仲原さん

支配人の仲原さん

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 伊豆の国市産の朝摘みイチゴ「紅ほっぺ」を使ったいちご大福の販売が12月、大福店「いちごプラザ大福や」(伊豆の国市南江間)で始まった。

「紅ほっぺ」を使った苺大福

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 同店を運営する「仲原商事」(同)は、畳店として1976(昭和51)年に創業。時代の流れに合わせ観光業へと事業転換し、伊豆中央道のドライブインの運営を2000(平成12)年に始めた。自社商品で道の駅との差別化を図るために伊豆の国市の特産のイチゴ「紅ほっぺ」を使った大福を開発。当時珍しい白あんを使ったいちご大福を店頭で実演販売したところ、1日に1000個ほど売れる日もあったという。2006(平成18)年にドライブイン内に「いちごプラザ大福や」をオープンした。

 6月から11月までは四国や長野の夏秋イチゴを、12月から5月までは伊豆の国市の朝摘み「紅ほっぺ」を使い、一年通していちご大福を販売する。

 同社の仲原孝彦支配人は「例年は11月中旬から紅ほっぺが出始めるが、今年は猛暑の影響でイチゴの粒がそろうのに苦戦し、12月からやっと紅ほっぺを使った大福に切り替えることができた。今年のイチゴの味はものすごく良い」と話す。

 「紅ほっぺ」を使ったイチゴ大福は「夏秋いちご」のいちご大福と比べて約2倍の売れ行きだという。

 仲原さんは「12月に入ると店頭販売、EC販売共に売り上げが上がる。それだけ紅ほっぺのイチゴ大福が12月から始まることを知ってくれているお客さまが多く、『待ってました』という声も届く。週末には店頭で1000個のいちご大福が売れた」とも。「来店客は7割が関東圏から。『イチゴはとちおとめなのか』という質問も多く、まだまだ静岡県産の紅ほっぺの認知度は低いと感じている。紅ほっぺは甘い香りが強く、断面も赤くて美しい。イチゴの味を最大限に引き出したいちご大福を多くの人に知ってほしい」と話す。

 営業時間は9時~18時。

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