三島のつり橋「箱根西麓・三島大吊橋(愛称・三島スカイウォーク)」(三島市笹原新田)が2月27日、来場者700万人を達成した。
同施設は2015年(平成27)12月に開業。橋の全長は400メートルで、歩いて渡るつり橋として日本最長。標高415メートル地点にあり、橋の高さは70.6メートル。橋からは富士山と駿河湾が一望でき、箱根や伊豆の山々も見渡せるビュースポットとして人気を集める。
700万人目となったのは、ルーマニアから来たアドリアナ・ドロータルさんとジュアン・ドゥクタさん。約2週間の日本旅行で来日中という。
2人には三島市内の蒸留所「Distillery Water Dragon(ディスティラリーウォータードラゴン)」(三島市大社町)で製造された2種類のクラフトジンと富士山をあしらったペアグラスが贈られた。
「昨日は箱根に宿泊したが富士山が見られなかったので、インターネットで調べて三島スカイウォークで富士山が見られると知り、訪れた」とアドリアナさん。ジュアンさんは「このような記念品をもらったことはなかったのでとてもうれしく、驚いている。美しい贈り物と美しい富士山をありがとう」と話す。この後は京都などを訪れるという。
同施設の宮澤俊二社長は「開業から約8年での700万人達成。日本一のつり橋と富士山を目的に、インバウンド(訪日客)も増加傾向にあり、直近3カ月では来場者の約10パーセントを占めている。これからも多くの人に感動や体験を届けられるよう、観光施設としての価値を高めていけたら」と話す。
営業時間は9時~17時。入場料は、大人=1,100円、中高生=500円、小学生=200円。