3月に競泳短水路女子50メートル平泳ぎ(55~59歳)の日本新記録を樹立した沼津市在住の尾藤柴野さんが5月17日、熱海で行われる「マスターズ水泳短水路大会」に出場する。
石川県出身の尾藤さんは54歳。小学5年生で水泳を始め、日大三島高校水泳部時代は静岡県の代表選手としてインターハイに出場した。結婚と3人の出産を経て2010(平成22)年、「東部スイミングスクール」(沼津市西沢田)でマスターズ登録。現在は、会社勤めの傍ら1時間30分の練習を週3回行い、年間2、3回は大会に出場している。
2022年9月には、岩手県で行われた日本スポーツマスターズで100メートル平泳ぎと50メートル平泳で大会新記録を出した。日本新記録は、3月に浜松市総合水泳場で開かれた「とびおマスターズ2024第24回県SC協マスターズスイミング大会」の競泳短水路女子50メートル平泳ぎ(55~59歳)でマーク。37秒02と、従来の日本記録を0秒12更新した。
5月の出場に向け、泳法の改善やジムでの体幹トレーニングに励む尾藤さんは「改善したところが合致すれば熱海でも記録を更新できると思う。ストイックに練習して大会は楽しむのが流儀。90歳を超えた女性がプールに来て練習し、大会に出る姿も見ているので、私も元気であれば何歳まででも泳ぎたい」と意気込む。