全国的に猛暑を記録した7月4日、伊豆半島各地で今年一番の暑さを記録した。
静岡地方気象台によると、太平洋上に張り出した高気圧の影響で、関東甲信から九州まで晴天が広がり、全国的に高温となった。観測所のある三島市では14時現在、36.9度を記録。今年一番の暑さになった。
静岡県には熱中症警戒アラームが発令され、気象台の職員は「ここ数日厳しい暑さが続く。水分補給や休憩、エアコンの使用を強く要請する」と呼びかける。
この猛暑を背景に、沼津の新聞販売店「NewStand+(ニュースタンドプラス)」(沼津市大手町)が7月4日に「塩あめ」の配布サービスを始めた。同店では開店時の8時に温度と湿度を確認。最高気温と湿度から「不快指数」を算出し、全体の6割が汗が噴き出すという不快指数77を超える日は、来店者に戸田塩を使用した塩あめ「アクア塩あめ」を進呈する。不快指数は毎朝、店頭に掲示する。
宮川真由美店長は「店前で作業していると、高齢者だけでなく多くの暑そうな人たちと行き交う。中には本当につらそうな表情の人もいる。塩分補給をすることで熱中症を防ぐために用意した。夏場は店でエアコンも効かせている。休憩所として利用してほしい」と話す。
塩あめの提供は9月末まで。営業時間は8時~14時。土曜・日曜定休。