ところてんやこんにゃくを製造・販売する「ところてんの伊豆河童」(清水町伏見)が8月1日、新商品「サウナところてん」の販売を始めた。
同社は1869(明治2)年創業の150年続く老舗メーカー。現在は、ところてんのほか、ところてん関連商品を製造し店舗やネットで販売。150周年には「甘味 伊豆河童 三島広小路店」(三島市広小路町)を出店し、伊豆のところてんの魅力を発信している。
今回発売する「サウナところてん」は2022年4月から開発を始めた商品。近年拡大するサウナ市場に着目した。ところてんのタレは「オレンジパークファーム」(沼津市西浦久料)の摘果ミカンをベースに作ったオリジナル。同年6月10日の「ところてんの日」から温浴施設「サーマルサウナスタジオ富士」(静岡県裾野市)のサウナ利用客向けに提供を始め、好評を得たことから商品化したという。
同社の栗原康浩社長は「サウナ上がりのところてんがおいしいと温浴施設からの声を受け、サウナ専用のところてんの開発を始めた。水分が多くミネラルも含まれているところてんはサウナ上がりにぴったり。タレには疲労回復に有用なクエン酸が多く含まれている青ミカンを使い、ビタミンCとクエン酸が補給できる」と話す。
「今年の夏は猛暑日が続いているので、熱中症対策としても冷蔵庫に常備してもらえたら。サウナなどの温浴施設はもちろん、温泉旅館などの宿泊施設で活用してほしい」とも。
価格は各393円。ところてんの伊豆河童本店のほか、「甘味処伊豆河童 三島広小路店」、自社ECサイトで販売している。