
沼津の地中海レストラン「EZO SEAFOODs Summer(エゾ・シーフード・サマー)」(沼津市口野)が6月19日、今シーズンの営業を始める。
「北海道コウイカのイカ墨たっぷりシーフードパエリア」(関連画像2枚)
店主のジェームス・ギャラガーさんとシェフの高岡・ギャラガー・恵子さん夫婦が2014(平成26)年にオープンした同店は、地元の魚介類を使った地中海料理を提供している。北海道との2拠点生活をしているギャラガーさん夫婦が、夏季限定の店舗として営業する。
メニューは、メイン料理とスープ、3種類の前菜、焼きたてフォカッチャ、ドリンクバーをセットにした「地中海料理ランチセット」。メイン料理は、「シーフードと夏野菜の生パスタセット」「3種類のチーズとベジタリアンピザ」(以上2,900円)、「北海道コウイカのイカ墨たっぷりシーフードパエリア」(3,200円)、「鯛(たい)とムール貝のアクアパッツァ」(4,500円)、「本日のデザート」(700円)を用意する
レストラン業態は今年で最後とし、来年からはカフェ業態で営業するという。
恵子さんは「10年間レストランをやってきて、最初の3年間はお客さまがほとんど来ず、つらかった。今はリピーターも増え、毎年の夏の営業を楽しみにしてくれる人がいてうれしい。料理の仕込みには5時間ほどかかっていて、体力的にも厳しくなってきた。来年からは新しいチャレンジとして、この場所を生かしながら新しいチャレンジをしていきたいと思うようになった」と話す。
ジェームスさんは「持続可能な業態として、ハイティー(アフタヌーンティー)を提供するカフェにしようと計画している。仕込みの時間を短くすることで、営業時間や営業期間の延長などができ、お客さまがより気軽に来やすい場所にできれば」と話す。
恵子さんは「今年は店の壁に地元の画家にブーゲンビリアの絵を描いてもらった。ギリシヤの街並みにはたくさんのブーゲンビリアがあって、この店にも咲かせたいと植えてみたこともあったが、海風で枯れてしまったため、枯れないブーゲンビリアとして壁画にした。この店の窓から見える海と街並みの景色は地中海とそっくり。美しい景色と地元食材を使った地中海料理を楽しんでほしい」とも。
営業時間は11時~14時10分(90分の2部制)。月曜・火曜・水曜定休。