三島市の広小路駅に近い中央水道跡(三島市本町)で1月31日、公園造成ワークショップを告知するイベントが開催された。
同ワークショップは、三島市内の中心地にある「中央水道跡」を中心に公園を造成していくもので、中央水道を中心とした約100平方メートルの敷地に公園を作る計画。
中央水道は1930(昭和5)年に地元有志らによって建てられ、タンクにためられた湧き水は周辺約150世帯の民家に2003年まで供給してきた。現在は水道として利用されておらず、その有効活用を模索していた。
今回のワークショップは、市内で造園業を営む高村将央さんら「ガーデンシティみしま推進会」のスタッフらで始動。高村さんは同事業について「三嶋大社から繁華街である広小路駅まで木陰や憩いを求められる場所が少ない。緑の多い交流のある施設の必要性を昨年から1年ほどメンバーで考え、多くの人が実際に関与する公園づくりを目指した」と話す。
公園のワークショップ期間は約2カ月。期間中は毎週土曜を中心に「水鉢作成」「フェンス作成」「植栽」などテーマに分けたイベントを開催する予定。
この日行われたのは、現在更地になっている同地でショベルカーを操作するイベント。ショベルカーは高村さんが丁寧に指導し、土の掘削や盛り土などの操作を行う。日中に行われた同イベントは、小学生ら子どもらが参加し、操作を体験した。
メンバーの一人である渡辺靖乃さんは「公園づくりを行うだけでなく、出来上がった公園を、市民を中心としたコミュニティーの場にしていきたい。気軽にお茶を飲んだり、イベントを行ったりするなど交流する場に成長させていきたい」と話す。
ワークショップの第1回は2月6日を予定。問い合わせは商工観光課(TEL 055-983-2656)まで。