箱根十国峠ケーブルカー山頂（田方郡函南町桑原）で12月23日～25日、夜間イベント「十国峠ノスタルジックナイト」が開催される。

　山頂で夕方から夜にかけて夜景を楽しんでもらおうと今年初企画した同イベントは、12月19日に続き2回目。山頂付近に黄色と白色のLEDライトを約2000個設置し、駿河湾や富士山を背景に幻想的な雰囲気を演出する。

　同施設を運営する伊豆箱根鉄道（三島市）の広報担当者は「今年で同施設とケーブルカーは60周年となり、3月には国の景勝地にも登録された。当イベントをきっかけに澄んだ空気の同施設の魅力を再発見してもらいたい」と話す。

　同施設に家族と一緒に訪れた男性は「昼間は来場したことがあったが、夜は初めて。夜景は空気が澄んでいるおかげで本当にきれいな景色が見られた。日が沈んだ18時以降よりも17時前後の景色が夕日と相まって一番美しかった」と話す。

　同担当者は「来年以降もクリスマス時期に開催したい。富士山と一緒にイルミネーションが体験できるので、多くの人に、その魅力を感じてほしい」と話す。

　営業時間は17時～19時50分。ケーブルカー料金は、大人・往復＝720円、子ども・往復＝360円。