伊東市民体育センター(伊東市玖須美元和田)で2月25日、「第6回全日本まくら投げ大会」の決勝戦が行われた。
大会のきっかけは伊東高校城ヶ崎高校の学生が2010年、「デザセン2010」(全国高等学校デザイン選手権大会)で「枕投げのすすめ」を提案し受賞したことがきっかけ。その後、観光振興と伊東市のPRを目的に、伊東市や観光協会などが協力し同大会を開いてきた。
今年で6回目となる同大会。子どもの部9チーム、大人の部48組のおよそ500人が大会に参加。大人の部は前日の予選から試合を行い、当日は子どもの部と大人の部の決勝トーナメントを実施。全国から集った枕投げの達人たちが、その腕を披露し熱戦を繰り広げた。
大人の部で優勝したのは、昨年4位の群馬大学教育学部保健体育専攻の学生から成るチーム「GUPE」。昨年は4位だったが、初の優勝タイトルを手に入れた。
子どもの部では、地元である伊東市立西小学校の在校生2チームが決勝戦に進出。6年生児童が中心となって構成するチーム「子ガッパーズ」が優勝した。
子ガッパーズは、一昨年優勝した「Bカッパーズ」を親に持つメンバーが中心。優勝したことについて、主将の武智燦(さん)さんは「チームメイトのおかげ。地元のチームで優勝できて良かった」と話す。
子どもの部は小学生までが対象のため、来年からは大人の部での連覇を目指す同チーム。「父親たちのチームに当たる可能性もあるが、親を倒して子どもの部と大人の部の初の2冠を目指したい」(武智さん)と、早くも「おやじ超え」を宣言した。