函南の天文台で高専生が公開授業 「科学の楽しさ」伝える

ダイヤモンドダストの実験を行う高専生

ダイヤモンドダストの実験を行う高専生

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 函南町にある月光天文台(函南町桑原)で4月21日・22日、「月光ラボ研究発表会~みんなで科学の扉を開こう~」が行われた。

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 科学技術週間にちなみ、高校生や高専生たちが、自身の研究発表として今年から開催する同イベント。今年は県立韮山高校(伊豆の国市)と、国立沼津工業高等専門学校(沼津市)の2校が発表を行った。

 22日は沼津高専の3年生の生徒2人が壇上に立ち、昨年に研究対象となった、ダイヤモンドダストの再現を披露。会場では、寒い室内に見立てた冷凍庫に、LEDライトとスポイトで吹かれた空気を再現。湿度を高めるために息を吹きかける工夫も行った。

 今回実験を披露した同校物質工学科3年生の萩倉深月(みつき)さんと、久我五葉(いつは)さんの2人は「LEDライトの角度について何度も調整した。直下でライトを当てるよりも、横に寝かせ朝日のような状況を作ったほうがダイヤモンドダストに近いかたちになった」と話す。

 久我さんは「中学校時代から実験が大好きで、自分で研究したくて進学した。今回の実験を通して多くの人が科学の楽しさを感じてほしい」とも。

 今回の実験に参加した、熱海市在住で小学6年生の上村唯己(ゆいき)くんは「昨年も実験に参加してとても楽しかった。自分も科学や実験をしてみたい」と話す。

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