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熱海のNPO法人代表が書籍「熱海の奇跡」刊行 まちづくり10年の軌跡つづる

書籍の舞台となった熱海銀座商店街と市来さん

書籍の舞台となった熱海銀座商店街と市来さん

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熱海市でまちづくりに取り組むNPO法人atamista(=アタミスタ、熱海市銀座町)の代表・市来広一郎さんの著書「熱海の奇跡」が6月1日に発売された。

市来さんは1979(昭和54)年熱海生まれ。大学卒業後に日本IBMでコンサルタント業を経験後、2007年に故郷である熱海にUターンし、民間主導のまちづくりに尽力してきた。宿泊施設「guest house MARUYA」(銀座町)やコワーキングスペース・シェアオフィス「naedoco」(同)などの施設をオープン・運営している。

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運営の傍ら、街歩きイベントや地域プログラムなどを実施。2016年からは熱海市と協業で、地域のこれからを考える「ATAMI2030会議」や創業支援プログラム「99℃ Startup Program for Atami 2030」などの取り組みも活発に行っている。

書籍は2017年の夏ごろからおよそ半年かけて執筆。執筆当時について「地域の課題は、解決よりも問題が進行するスピードの方が速い。事業の区切りとして考えている2030年に間に合わないという焦りに加え、プロジェクトの頓挫も重なった。この本を書き始めた時期は苦しかったが、次の目標に向けて新しいアクションを起こす気持ちが沸き上がった。本の執筆を通して今までの事業の棚卸しができ、自身の背負っていたものも軽くなった」と、執筆について振り返る。

同書籍では、通常講演やセミナーでは多く語ることのない市来さんプライベートや生い立ち、市来さんの切実な思いが語られている。「文中には、失敗談や地域の人たちとの衝突など、まちづくりに取り組む上での苦労話も包み隠さず盛り込んだ」という。

市来さんは「2030年までの12年間が自身にとっての本番。熱海のために取り組みたいことがたくさんある。経営者として自身の会社を大きくしていくことも大切にしたい。この12年を走り切る」と意気込んだ。

価格は1,512円。今月16日には、コワーキングスペース・シェアオフィス「naedoco」で出版記念イベントも開催予定。懇親会の参加料金は2,000円。