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三島でフォーミュラーカー展示 地元出身レーサーが子どもたちに夢を

F4カーの試乗体験を行う参加者と渡辺大祐さん

F4カーの試乗体験を行う参加者と渡辺大祐さん

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 イトーヨカドー三島店(三島市中田町)で8月15日~17日、展示イベント「F4レースカーを見てみよう」が開催された。

 三島市出身のレースドライバー・渡辺大祐さんが2019年度にエントリー予定のF4カーを展示した。期間中、渡辺さんが写真やサインに対応そ、フォーミュラーカーの乗車体験も行われた。

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 渡辺さんは現在26歳。10歳から水泳の選手としてのキャリアをスタートし、高校では個人メドレー競技でインターハイに出場した。大学時代は国際交流を中心に学び、海外での短期留学を経験した。

 大学卒業を控え、内定も出始めていた4年生の時、渡辺さんは「幼少のころからレーサーに憧れがあり、水泳選手とカート選手のどちらの道に進むか悩んだ時期もあった。大学を卒業する時期に、フォーミュラーカーの選手になる夢を諦めきれず、家族に相談した」と話す。

 母の靖乃さんは、渡辺さんに対して「息子の熱心な話を聞いて、できる限りの応援はしたいと考えた。現在は大きなスポンサーもなく、渡辺家総出でスポンサーになっている」と笑う。「若い間にしかできない夢を家族だけでなく、地元の人々が応援してくれる。その応援の声が彼の成長になってくれ、とてもうれしい」とも。

 試乗を体験した人は3日間で約300人。中には渡辺さんの中学時代、学習塾の先生だった石井幸子さんの姿もあった。石井さんは当時の渡辺さんについて「とても真面目な少年で、休憩時間にはF1レースの話を何度もしてくれた。水泳選手として活躍しているのは知っていたが、レーサーになったことは驚いた。現代の子どもたちにとっての地域の目標になってほしい」とほほ笑む。

 渡辺さんは目標について、「まずは来年のF4でしっかりした成績を残し、日本からヨーロッパへと舞台を移したい。自身は両親だけでなく、地域の人々から多くの声援をもらっていると思う。この声をしっかりと受け止めて、活躍していきたい。子どもたちにも今回の試乗体験を自身の夢につなげてほしい」と話す。