道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(函南町塚本)で5月26日、函南町プロモーションビデオ(PV)参加者たちによるダンス練習会が行われた。
函南町の魅力PRを目的に、同駅の地域プロモーション総合プロデューサーでダンサー、振付師の辻本知彦さんが町内外から応募した人々とダンス映像を披露する同PV。完成は8月3日に行われる「第32回かんなみ猫おどり」までを目標にしている。
練習には、事前応募のあった3歳から57歳、83組186人が参加。応募者の半数以上は、町内を中心に地元からの参加者という。この日集まった60人は高校生や子ども連れの母親、一般男性の姿など。チームに分かれて辻本さんからレッスンを受けた。
会場で参加者たちは仮の音楽に合わせてダンス練習を行った。PVでは新曲のオリジナル曲に合わせて踊るという。
辻本さんは「企画担当者の熱意に引かれ、プロデューサー就任を決意した。子どもたちを中心としたワークショップは何度か行っているが、ダンス歴の有無や年齢の幅広さで今回のケースは珍しく、面白く思っている」と話す。
練習日は7月中旬の20日間を予定しており、今回は8日目に当たる。辻本さんは「最初は緊張していた参加者も心を開いてくれ、次第に一緒に練習を楽しんでくれるようになった」と笑顔を見せる。
レッスンに参加した函南町在住の石井ひよりちゃん(3)と母親の美沙さんは「友人に誘われて知った。娘はダンスが好きで、米津玄師さんの楽曲『パプリカ』を見て遊んでいたこともあり、とてもいい機会と思っ参加した」と話す。
現在はレッスンを通じ、函南地域のロケ場所の選定など並行して進めている辻本さん。「今後は参加者だけでなく、町の関係者も巻き込んだものにしていきたい。もっと多くの人と関係した作品に仕上げたい」と意欲を見せる。