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ヒマワリで被災地応援 地元高校生有志のチャレンジ、地域にも

ひまわりの苗植えを行う、高校生たち

ひまわりの苗植えを行う、高校生たち

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 みしま未来研究所(三島市中央町)で6月2日、静岡県立田方農業高校(函南町塚本)ライフデザイン科セラピーコース有志による、東北復興応援を目的とする「ひまわりプロジェクト」のイベントが行われた。

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 プロジェクトは、東日本大震災で甚大な津波による被害を受けた宮城県名取市・閖上地区にヒマワリ畑を作ることで、笑顔と元気を届けることを目的とした取り組み。首都圏を中心にさまざまな団体が携わり、ヒマワリの苗を閖上へと送っている。

 同校はこのプロジェクトに参加して4年目。2017年以降は同校敷地内にある静岡県立沼津特別支援学校・伊豆田方分校の生徒と一緒に活動をした。これまで、ひまわりの種のパッキングや苗を育てて、閖上へと送る取り組みを行ってきた。今年は伊豆半島の住民にもこの活動を伝えたいと、校外でのイベント実施にチャレンジした。

 当日はこれまでの活動を紹介するパネル展示に加え、ヒマワリ種をポットに植え、復興応援のメッセージを添えるコーナーを設置。施設利用者や通り掛かりの市民、観光客などが高校生らの説明を受けながら一緒に作業を行った。

 企画を担当する同校教諭の原川均さんは「この機会を通じて、地域の方々にも震災の記憶を忘れないでもらえたらと思う。生徒たちには学びのアウトプットの機会として、ボランティア活動などを通じて地域とつながり、経験を将来につなげてほしい」と話す。

 有志メンバーの一人である2年生の渡邉暖陽さんは「これまでに介護に関係するボランティアの参加経験はあったが、ひまわりプロジェクトのようなボランティアは初めて。このコースに入った時から自分の将来やりたいことだけに限定せず、さまざまなボランティアに参加しようと思っていたのでチャレンジした。」と積極的な姿勢をみせた。

 現在、プロジェクトや同コースの紹介展示を行っている。展示は6月末まで。

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