イベント「沼津日本酒フェス2019」が6月23日、プラサヴェルデ(沼津市大手町)で行われた。
日本酒を中心に酒類を販売する「酒屋 せりざわ」(同吉田町)が企画したもので、今年で9回目の開催。県内の13の酒蔵を中心に国内32の酒蔵メーカーが集まり試飲会を行った。試飲は飲み放題で、地場産の野菜や地域の飲食店によるつまみの提供もあり、会場は1000人を超える来場者が賑(にぎ)わっていた。
イベントを企画した芹澤直茂さんは「日本酒を飲む年齢層が上がり、若者にも日本酒の良さを知ってもらいたく始めたのがきっかけ。1回目には150人の来場者だったが、ファンの口コミなどがきっかけとなり、最近は1000人を超えるイベントに成長し、参加者も若い世代から高齢者など、幅広い世代が集まっている」と話す。
毎年参加するという沼津市在住の30代男性は「日本酒は種類が多く、何がおいしいのか探すのが難しい。このイベントで飲み比べることで日本酒の奥深さを知った。今では好きな酒は日本酒といえるようになったのも、このイベントのおかげ」と話す。
現在は、同イベントのほかに燗(かん)酒の飲み比べイベント「沼津純米燗チガイ」など、日本酒の多彩さを知ってもらう活動などを行う芹澤さん。今後についても「日本酒をよく知ってもらい、ファンになってもらえるイベントを継続して行いたい」と話す。