沼津市内の高校生が中心となって参加する「沼津マーケティング&プレゼン塾」のプレゼン大会が8月23日、プラサヴェルデ(沼津市)で行われた。
市内にある企業と高校生が一緒になり企業の課題解決を見つけ、事業を提案する同イベント。今年で3年目を迎える。
今年は市内を中心とした8校から計23人が参加。参加生徒は5つのグループに分かれ、地元企業に向けて情報発信方法や新商品などを提案。提案までは、各高校生たちが地元企業からの課題ヒアリングを実施。ヒアリングした内容をもとに、マーケティングや広報の専門家からアドバイスをもらいながら事業企画書を作成した。
それぞれのチームが綿密に作り上げた企画書をもとに、多くの参加者の前で発表。5チームの中で最優秀賞に選ばれたのは、山海の幸に恵まれた沼津の魅力を生かした菓子の開発プロジェクト「チーム雅心苑」。富士山の形で学生にも買える価格のミニようかん「するがのあずき姫」を提案した。
チーム雅心苑のメンバーの一人、沼津市立沼津高校の後藤穂南さんは「初対面の高校生とチームを作り上げる大変さを感じた。プレゼンはすごく緊張したけれど、自分たちの言いたいことや熱意が伝えられたと思う。大学進学を考えているが、卒業後はまた沼津に戻って仕事をしたい」と話した。
今回のプレゼン塾をサポートしたサンディオス(同市江原町)の津賀由布子社長は「高校生のバイタリティの強さを感じた。最優秀賞は決まったが、23人参加者の全てにはなまるを与えたい」と参加者全員にエールを送った。