さんしんギャラリー善(三島市芝本町)で2月1日、グラフィックデザイナーの菅沼靖幸さんによる企画展「美食 菅沼靖幸写真展」が始まった。
「あらゆる水平・垂直が好き」という菅沼さんは、大学在学中からフェンスや水平線のほか、食べ物の断面の写真を撮り続け、その数は約300点におよぶという。
2017(平成29)年に「電気堂」(沼津市町方町)で開催した写真展「みんなで春を探しましょ」の出展作品が担当者の目にとまり、今回の個展開催に至った。
菅沼さんは「身近なサンドイッチやハンバーガー、ようかんなど切った時の面白さ、包まれているものの美しさを感じてほしい。パンの部分は白く飛ばして中身の色味がきれいに見えるよう加工している」と話す。
「普段の生活で、おいしさよりも断面の美しさのほうを考えてしまう。切った後は自身でおいしくいただいている」と菅沼さん。
今後については「写真とグラフィックを合わせた表現にも挑戦していきたい」と意欲を見せる。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)木曜休館。入場無料。2月25日まで