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伊豆のところてんメーカーが「チョコろてん飴」販売へ 生チョコ食感、カロリー3割カット

チョコろてん飴を持つ栗原社長

チョコろてん飴を持つ栗原社長

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  トコロテンやコンニャクの製造販売を手掛ける「栗原商店」(清水町伏見)が現在、自社開発した新商品「チョコろてん飴(あめ)」を販売している。

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 1869(明治2)年創業で150年続く老舗メーカーの同社では現在、ころてんの製造販売、こんにゃくの卸、インターネット通販や甘味処運営を展開している。

 「チョコろてん飴」は、2012(平成25)年に開発した「チョコろてん」の後続商品という。トコロテンにカカオパウダーを練り込み、チョコレートに比べて低カロリー・低糖質が特徴。今年1月の販売開始からこれまでに3万個を売り上げるヒットを飛ばしている。

 同社の栗原康浩社長は「ところてんだと容器に移すなど手間のかかる工程もあり、なかなかその場でお客様に食べていただくのは難しい。その場ですぐ食べられて、伊豆のところてんの味を知ってもらえる仕掛けの商品があればと考案した」と話す。

 同商品は約1粒当たり10グラムを個包装する。栗原社長は「チョコろてんよりもチョコの風味が強く、食感は生チョコに似ている」と話す。「カロリーは生チョコに比べて約33パーセント減に成功した」とも。

 沼津市在住の40代女性は「主人が中年太りのためカロリーを気にして食事を作っているが、もうすぐバレンタインということもありこの商品を買った。どんな味なのか、主人より私が楽しみにしている」と笑顔を見せる。

 栗原社長は「トコロテンといえば夏のイメージだが、新商品を展開していくことで、低カロリーで低糖質の食品として認知度を上げたい。より需要が高まるよう今後も新しい商品開発に挑戦していきたい」と意気込む。

 価格は1パック(6個入り)=378円。本店・甘味処のほか、インターネットでも販売している。

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