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三島の建設業が「子育てサポート企業」認定 従業員の「声」集め労働環境改善へ

認定書を受ける河田社長

認定書を受ける河田社長

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 加和太建設(三島市文教町)で3月23日、「くるみん認定」の認定書交付式が行われた。

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 次世代育成支援対策推進法に基づいた行動計画を策定し、一定の基準を満たした企業を「子育てサポート企業」として認定する同制度。

 同社は、中学校就学前の子どもを持つ女性社員が短時間で勤務できる制度や、満22歳まで1人当たり月額1万5,000円の育児手当を支給するなど、子育て支援の取り組みが高く評価された。静岡県では68社目で、県内の建設業としては2例目になる。

 認定式には静岡県労働局の高森洋志局長から同社の河田亮一社長へと認定書が授与された。河田社長は「建設会社は男性社会と多くの人が思われるが、雇用について男女差でなく、その人の熱意や能力を見て採用している。現在では土木や建築の現場でも多くの女性社員が活躍している。そのためには女性がかっこよく働いている現場のポスターを作成したり、女性向けの求人セミナーでアピールしたりするなどの努力は絶えず行っている」と話す。

 「労働環境整備は今後も充実していく予定。女性だけでなく。働く人全ての声に耳を傾け、活躍する人材を成長させていき、地域の元気をつくる企業として発信を続けていきたい」とも。さらに上のステージの「プラチナくるみん」を目指すという。

 高森局長は「女性の働きやすさを推進するだけでなく、多くの人々の労働環境の充実を考えている。企業はもちろん、家庭や社会にも働きやすい環境の取り組みが広がってほしい」と話す。

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