ところてんやこんにゃくを製造・販売する栗原商店(清水町伏見)は3月28日、新商品「河童(かっぱ)のかんてんプリン」と「河童のミルクかんてん」の販売を開始した。
同社は1869(明治2)年創業の150年続く老舗メーカー。現在は、ところてんだけでなく、ところてん関連商品を製造し店舗やインターネット通販で販売。150周年には「甘味 伊豆河童 三島広小路店」(三島市広小路町)の運営を開始し、伊豆のところてんの魅力を発信している。
今回販売した商品は全部で2種。製造のきっかけについて、栗原康浩社長は「自社で扱う伊豆の寒天を使ってデザートなどを作ることができないか、と考えたとき寒天を使った昔ながらのデザートを思い付いた」と話す。
「ミルクかんてん」は、函南町の丹那牛乳、寒天は伊豆産のものを使い、「かんてんプリン」は伊豆産の寒天とやわらかい食感を生み出す寒天をブレンド。原料は一般的なプリンと一緒だが、卵に熱を加えず寒天の力で固めているのが特徴。
屋号の「伊豆河童」にちなみ容器にはかっぱのデザインを施し、キュウリ形のたれ瓶を付属。「ミルクかんてん」には練乳を、「かんてんプリン」にはカラメルを好みでかけることができる。
今後について栗原社長は「チョコ、抹茶、ほうじ茶味も展開し、ネット販売もしていきたい」と話す。
価格は各380円。本店のほか、甘味処で販売している。