「U-15 伊豆中学校選抜吹奏楽団」の1回目の練習会が10月6日、三島市民文化会館(三島市一番町)で行われた。
同楽団は三島市や沼津市、長泉町を中心に、静岡県東部地区の中学校に通う生徒18人で構成。県東部在住の中学生を対象に入団オーディションが行われ、メンバーが選抜された。週に1度の全体練習に加えて、月に1回パートごとの練習が行われる。地元小中学校の教諭や音楽関係者が理事を務め、沼津商業高等学校吹奏楽部の音楽監督である川口三郎さんが合奏指導に当たる。
当初は今年4月から始動する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、10月の同会館のリニューアルオープンに合わせてスタートした。練習初日は、楽器のチューニングや発声練習、いい音を頭でイメージして遠くに響かせる練習などを行った。
代表理事の渡辺英一郎さんは「同年代からの刺激をここで受けられる。得たことを学校に持ち帰って、吹奏楽の世界をより輝かせてほしい」と生徒に伝えた。合奏指導の川口さんは「いずれテーマパークでの演奏やコンサートホールでのちゃんとした形のコンサートを開催したい」と抱負を語った。
参加した沼津市立第五中学校の伏見玲音さんは「中学校の部活は引退したが、音楽を続けたいと思って参加した。高校に行っても『1年生だけどうまいね』と思ってもらえるよう技術を磨きたい」と話した。
今後、追加のメンバーオーディションを開催する予定。