「和菓子処 みやこ庵」(沼津市沼北町)の店頭に12月23日、クリスマス柄の練り切りが並んだ。
店主の中西大悟さんは和菓子の専門学校を卒業後、千葉県や静岡県内の和菓子店で修業し2013(平成25)年に独立した。2012(平成24)年に全国和菓子協会優秀和菓子職認定を受けた。
中西さんは、伊豆の国市のイチゴ「紅ほっぺ」や富士市のタマゴ、伊豆産のテングサを使うなど地域食材を使った和菓子作りも積極的に行っている。2019年には買った和菓子をその場で食べられるよう店舗裏に甘味所を新設した。
クリスマス柄の練り切りは創業当時から販売している。母の日や父の日、ハロウィーンにちなんだ練り切りや、アマビエなど変わり種の練り切りも作っており、地元に多くのファンがいる。 12月28日からは「正月」をモチーフにした練り切りを販売するという。
今年のクリスマス練り切りは「サンタクロース」「トナカイ」もみの木」「プレゼント」の4種類。中西さんは「地元などの地域を問わず子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が買ってくれた」とほほ笑む。
「和菓子は手間を惜しまず、こだわりの製法で一つ一つ作品のように仕上げている。オンリーワンを目指しておいしく、面白く、楽しくなれるような和菓子作りを心掛けている」とも。
営業時間は9 時~18時30分。日曜定休。