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修善寺駅で「185系踊り子号」がラストラン 多くの鉄道ファンに見守られ

最後の発車の合図をする駅員に集まるファンたち

最後の発車の合図をする駅員に集まるファンたち

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 185系特急「踊り子号」の最終発車が3月12日、伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅であった。

最後の185系踊り子を見送る駅員たち

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 今回「踊り子」を引退する国鉄185系特急は1981(昭和56)年に運用が始まった特急型電車で、翌1982(昭和57)年までの間に227両製造された。同車両は東京~修善寺・東京~伊豆急下田間を結ぶ特急「踊り子」だけでなく、東海道線「湘南ライナー」として活躍。東京~修善寺間を40年間走り抜け、現役最古の列車に幕を閉じる。

 この日の修善寺駅には多くの鉄道ファンおよそ700人が全国から集まり、発車時刻の15時39分、最後の発車の瞬間をカメラに収めようとホームに押し寄せ、場内は一時騒然となった。

 伊豆市に住む50代の鉄道ファンの男性は「自身が学生時代に通っていた線路で見たときのかっこよさは今でも覚えている。40年間は自分にとっての青春であり人生のメインステージ。同じ時代を駆け抜けた『仲間』と思い、今日は見送りにやって来た」と話す。

 翌日13日からはE257系車両をリニューアルした新踊り子号が運行予定で、伊豆箱根鉄道の広報担当者は「185系が長い間多くの観光客を運んでくれ、伊豆の魅力を伝えてくれたことにとても感謝している。新しい車両になってまた伊豆に来てくれれば」と期待を込める。

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