ららぽーと沼津(沼津市東椎路)1階にあるコミュニティースペース「沼津コート」で4月10日、トークライブ「沼津コートのこれまでとこれから」が行われた。
沼津コートは「静岡県東部のモノ、コト、人をつないで地元地域の魅力を発信していく」をコンセプトに、地元作家のクラフト雑貨の販売やギャラリー展示、イベント開催などをしている。
同スペースの企画・制作・運営を行う「クリエイティブ・アウト」(東京都港区)の成田冠さんが沼津コートの立ち上げから現在の取り組み、今後の展望などについてインスタグラムとフェイスブックのライブ配信を使って1時間のトークを繰り広げた。約50人がライブ視聴した。
成田さんは「大規模商業施設が地方に出店すると、雇用は生まれるが、地元の商店街に悪影響を及ぼすのではないか、と危惧されている。このスペースで地元商店街などのことを伝えたい、大規模商業施設と商店街を接続したいと、このスペースを作った。沼津は面白い人や活動、プロダクトがある豊かな場所。これだけたくさんの人が通る場所で、地元で頑張る人のことを伝える情報発信拠点、それが沼津コートだ」と話した。
「ここで販売しているものはクオリティーの高い地元の作家さんのもの。価格帯が高いものが割と多いが、見るためのギャラリーとして思ってくれていい。地場の自慢になる商品・作家を知れる楽しさを味わってほしい」とも。
今後について成田さんは「二十四節気に合わせた展示や、コロナ禍でできなかったイベントなども行っていきたい。何かやりたいという思いのある人の気持ちをこの場所で受け止めたい。イベントやトークショー、ギャラリー展示などの持ち込み企画も大歓迎。毎日大勢の客が訪れ、情報発信ができるこの場所を使い倒してほしい。地元のハブになっていきたい」と意欲を見せる。