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沼津の茶店が「茶葉入りコーヒー」開発 茶で培った焙煎技術で「コーヒー店への挑戦状」

「焙煎茶珈琲」シリーズを持つ三須さん

「焙煎茶珈琲」シリーズを持つ三須さん

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 「まるも茶店」(沼津市東椎路)が4月13日、コーヒーと茶葉や玄米をブレンドしたドリップバッグ「焙煎茶(ばいせんちゃ)珈琲」シリーズの販売をスタートした。

焙煎茶珈琲シリーズ

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 焙煎茶珈琲シリーズは同店とお茶の卸販売を行う石橋園(同市鳥谷)が共同開発した商品で、「焙煎茶珈琲」「焙紅茶珈琲」「焙烏龍茶珈琲」「焙碾茶珈琲」「焙玄米珈琲」の5種類で価格は各270円。商品は、東ティモール産の有機コーヒーを同店で自家焙煎し、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、碾茶、玄米をブレンドしている。

 まるも茶店店主の三須至高さんは「中学校の同級生でもある石橋園の石橋浩三さんと面白いコーヒーを作りたいと意気投合して開発を進めた。自社の茶工場で培った火と熱風を扱う焙煎技術を生かした。配合の割合やひき具合など、試行錯誤を重ね完成させた。自家焙煎のいりたてをパックし、コーヒーの風味とコクに茶の甘みなどが後から追い掛ける絶妙なバランスに仕上がった」と話す。

 三須さんは「イベント出店するとコーヒー店のブースにできる長蛇の列が羨ましく、うちも行列ができる何かを作りたいと思っていた。お茶屋が仕掛けるコーヒー店への挑戦状。野球で言うとナックルボーラーのような変化球を投げる存在として、これからも新しいことに挑戦していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~19時。 火曜定休。

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