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清水町の民間組織が「記者倶楽部」発足 情報発信相談室開設も

「攻めの発信を行っていきたい」と話す勝又さん

「攻めの発信を行っていきたい」と話す勝又さん

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 清水町で活動する「一般社団法人清水町ゆうすい未来機構」(駿東郡清水町伏見)が4月15日、「ゆうすいオープン記者倶楽部」を発足させた。

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 同法人は清水町と連携して町の産業振興・観光振興を戦略的に推進する目的で2017(平成29)年に設立された。清水町のシンボルである柿田川のブランディングや、官民連携によるマーケティング施策などを行っている。

 さらなる情報発信を目的に設立した「ゆうすいオープン記者倶楽部」について、主任広報官の勝又真咲さんは「従来の記者クラブでは、マスコミへのプレス受付施設と市政の定例会見のみだが、『ゆうすいオープン記者倶楽部』は特定のマスコミに限らず、ネットメディアやブロガー、インスタグラマーなど個人も広くリリース情報を得る機会を作ろうと発足した。自主的でオープンな記者クラブの事例は国内でも珍しい」と話す。

 「ゆうすいオープン記者倶楽部」では月に1度の記者会見を5月から開く。広報者は清水町で新しい事業やPRを行いたいと考えている一般市民を中心に選ぶ予定。勝又さんは「清水町の魅力を作り上げる町民をピックアップしつづけることで、町で活躍している人にフォーカスしたい。守りの記者クラブではなく、常に攻めの発信を行っていきたい」とも。

 4月28日からは、広報やプレスリリースなどの手段を使った情報発信相談を行う。相談員は沼津経済新聞副編集長の榎昭裕が担当。「自身の行っている事業や取り組みについて一緒に強みを見つけていきたい。その強みに合った情報発信を一緒に考える場にしていきたい」と話す。

 勝又さんは「大人だけでなく、高校生などの学生が事業を行う上で情報発信・広報の大事さを学び、町の産業の広がりを作る姿勢ができれば。大手には見つからない光る種を一緒に育てていきたい」と意欲を見せる。

 相談会は1日4組限定。問い合わせ・相談室の申し込みは同法人まで。

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