ボトルアクアリム体験会「てのひら水ぞくかんワークショップ」が4月17日、沼津の岡田金魚店(沼津市本町)で行われた。
同店は1932(昭和7)年に雑貨店として創業。時代とともに業態を変更し、現在は3代目に当たる典久さんが金魚や熱帯魚を取り扱い、多くの熱帯魚ファンたちに支持されている。
同企画は沼津市が主催する「沼津リブランディング塾」から派生した企画。塾では一般参加で応募した6人が同店に付加価値を付けるために2020年10月からおよそ半年にわたって企画を練ってきた。同店に少ない親子連れをターゲットに設定し、「ストレスメルト(ストレスを溶かす)」をテーマに、自身が作る水族館「手のひらのすいぞくかん」で癒やしを得るという内容に仕上げた。
今回の体験会は、来月15日の本番に向けて課題を洗い出すためのプレイベントして開き、3人が参加。ボウル状の水槽に、砂や海藻・石などを思い思いに積み、メダカを入れた。
参加した御殿場市在住の永井理恵子さんは「生き物を飼育するというのがメンテナンスを含め大変だと思ったが、岡田さんに教わることでとても安心し、アクアリウムを作る時間がとても楽しかった。制作自体が自分にとってストレスメルトだった」と話す。
体験会終了後は同店のトートバッグに水槽を入れ帰宅。帰宅後も飼育に関しては、岡田さんや塾メンバーたちがオンラインサロンでサポートしながら継続していくという。
体験会を終了して岡田さんは「体験会に来るまで紆余(うよ)曲折あったが、1人ではできなかったことにチャレンジでき、仲間たちには感謝している。今回の企画は毎月行い、店を若年層の顧客に知ってもらいファンにできれば」と展望を話す。
次回は5月15日の予定。体験会の予約・問い合わせは同店(TEL 055-962-4010)まで。