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みしまプラザホテルにテークアウト専門店 総菜やスイーツなど地元食材を使った80品

それぞれのオススメ商品をもつスタッフたち

それぞれのオススメ商品をもつスタッフたち

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 総菜やスイーツなどのテークアウト店「メイシー」が5月31日、「みしまプラザホテル」(三島市本町)にオープンした。

メイシーの外観

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 ホテル1階のレストランを一部改装し、カフェ併設のテークアウト店とした。同ホテルのシェフやパティシエが作る地元食材を使った総菜やスイーツなど82品を販売している。

 同ホテルは1889(明治22)年に「東海客舎菱屋旅館」として創業。1974(昭和49)年に現社名に変更し、ブライダル事業や宿泊事業、宴会などを中心に営業している。

 5代目の室伏太郎社長は「コロナ禍で売上が、2019年に対して宴会で約9割減、結婚式で約7割減となった。当初はコロナの影響は今年の春頃には落ち着いているだろうと予測し、1年間は耐えようと、設備投資はせずに別館ロビーで昨年10月から弁当などを販売していた。昨年末になって影響がもっと長引きそうだと感じ、外販部門の拡大にかじを切った」と話す。

 店には、地元の箱根西麓三島野菜や、特産品などを使用した商品が並ぶ。利用客の間で人気なのは「シーフードグラタン」(800円)や「パルメザン風味のミートラザニア」(800円)、「ポーク四川風シチュー」(1,200円)、静岡県産抹茶のロールケーキ「チャロル」(1,500円)などで、三島馬鈴薯を練った餡にウナギの蒲焼を入れた「鰻と三島馬鈴薯まんじゅう」(3ケ=1,200円)などオリジナル商品の開発にも力を入れる。

 室伏さんは「ハレの日のおもてなしという軸を持ちながら時代に合わせ変化してきた。ホテルは基本的に飲食店。創業から130年以上たち、商品は変わっているが根底の食の部分は変わらない。テークアウトの商品は、ホテルの社員が知恵を出し合いながら開発している。これまでホテルの利用者は遠方からの方がほとんどで、地元からのお客さまは1割程度だったが、メイシーを通して地元の人に地元の味を、おもてなしの気持ちとともに届けられたら」と話す。

 営業時間は10時30分~18時30分。

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