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沼津の焼き菓子店が7周年 大病乗り越え、焼きたてマフィンの提供で

およそ1坪の店内でマフィンを販売する杉山さん

およそ1坪の店内でマフィンを販売する杉山さん

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 焼き菓子店「クロツグミ」(沼津市吉田町)が9月12日、オープン7周年を迎えた。

店頭に並ぶマフィンら

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 同店はマフィン専門店として2014(平成26)年にオープン。現在は週2、3日のみ営業し、常時10種類以上ののマフィンのほかスコーン、クッキーなどを提供する。

マフィンは、当日に焼いて提供。「プレーン」「キャラメルバナナ」「ブルーベリークリームチーズ」「Wチョコチャンク」「ようかんクリームチーズ」などの定番メニューに加え、旬のフルーツを使った季節ごとのメニューを提供する。1日当たり約200個のマフィンを作るが、地元の常連客を中心に連日完売するほどの人気を集めているという。

 店主の杉山美穂さんは「東京でウエディング関連の仕事をしていたが、地元でカフェをやりたいという思いがあり、2013(平成25)年7月に沼津に戻った。洋菓子の専門学校に通って研究を重ね、生菓子よりも得意な焼き菓子から取り組もうとマフィンの提供を決めた」と振り返る。

 現在の店舗は、委託販売や通販の作業に使う工房として借りたマンションの一室で、店舗面積はおよそ1坪。「オープンして3年後に大病を患ったが、回復期にできる範囲で現在の店舗を開いた。仕事と来店客に支えられたり前職で担当したウエディング関係者が来店してくれたり、オープン当初は子どもだった人が社会人になっても通ってくれたりと、たくさんの人に支えられている」と杉山さんは話す。

現在は7周年に合わせ、マフィンに合うように作った「リビエール」(三島市広小路)のチャイと「NUMAZU COFFEE LAB」(沼津市松長)のコーヒーも販売。マフィンを中心とした品ぞろえに変わりはないが、過ごす時間帯の演出も力を注ぐ。

 杉山さんは「これからも変わらず、自分が本当においしいと思ったものを提供していきたい。目標を立てない人間なので、細く長く低空飛行で、行けるところまでこのままマフィンを焼き続けていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、水曜・金曜=11時~17時、日曜=10時~16時。各日とも売り切れ次第終了。

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