富士箱根伊豆国際学会(=FHIX)が11月13日、三島市生涯学習センター(三島市大宮町)で「2021FHIXフォーラムIN三島」を開く。
富士山・箱根・伊豆エリアに関わる研究団体として2020年に設立した同学会。地域の歴史や地理をテーマに、さまざまな研究者に対して学術論文発表の機会を提供することで地域活性化を図る。
第1回フォーラムのテーマは「地域DNA~コロナ禍の地域創生~」。当日は、川勝平太静岡県知事と豊岡武士三島市長を招くほか、伊豆学研究会理事長の橋本敬之さんやスノーピーク地方コンサルティング会長の後藤健市さんらによるテーマトーク、同学会会長でアブドラ国王科学技術大学特別栄誉教授の五条掘学さんによる基調講演が行われる。
同学会事務局員の室伏強志さんは「今までの地方創生を含めた地域活動は、行政か観光産業が担ってきた。今回新型コロナウイルスの影響は両者に大きく打撃を与え、地方創生を後進させてしまった。今後、アカデミックな環境を地域に置き、学術の発展とともに貢献したい」と意気込む。
同事務局員の中江章喜さんは「研究職の人々に門戸を開き、学術面から地域の特性を導いていきたい。市民活動とは異なる地域貢献に期待している」と話す。
開催時間は10時~16時45分。入場無料。