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三島の旧幼稚園がシェアマンションに 見学会に「脱出ゲーム」企画も

問題を解きながら物件の特徴を探していく参加者たち

問題を解きながら物件の特徴を探していく参加者たち

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 旧・桜ヶ丘幼稚園(三島市谷田)で2月11日、同園をリノベーションしたシェアマンション「ClassRoom(クラスルーム)」の内覧会が開催され、ゲーム企画「課外授業」が行われた。建設・運営は、加和太建設(三島市文教町)。

【関連画像】ゲーム修了後の懇親会の風景。この場所はダイニングになる予定

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 同施設は2013年の同園移転に伴い、学校法人篠木学園(三島市谷田)が所有する土地1244.61平方メートル、建屋・延べ524.75平方メートルを2015年にリノベーションしたもの。

 改装のきっかけについて、加和太建設の大高敬介さんは「日本の人口は現在減少しており、幼稚園などの需要も減少していくと見られている。そこで、使われなくなった園舎などの新しい利用方法として、幼稚園と同じく『学び、成長する』というコンセプトを掲げた住宅施設を考えた」と話す。

 内覧会で披露した建物は、1階・2階に約13平方メートル~22平方メートルの13部屋、共用のリビング・ダイニング・プレイルームなどを備える。家賃は水道・光熱費・インターネット料金・駐車場代を含め6万6000円~7万8000円。

 ターゲット層は20代~30代の男女。「会社と家を往復するだけでなく、会社と異なるコミュニティーを求める人に興味を持ってもらいたい」と大高さん。

 この日のイベント「課外授業」は、問題を解きながら物件に触れ、物件の魅力を感じてもらうのが目的。事前募集で集まった男性15人、女性10人計25人の参加者らは5人ずつのチームに分かれ、敷地内に隠されたヒントを元に問題を解いていった。

 ゲームの制限時間は2時間を予定していたが、5チームとも制限時間以内にクリア。参加者の1人は「難しい問題だったが、仲間と一緒に問題を解いていく楽しさを感じた」と笑顔を見せていた。

 参加した沼津市在住の女性は「どんな人が住むのか気になるが、イベントを通じて一緒に住む人や、興味のある人の顔が見えてとても安心した」と話す。

 大高さんは「今後も建物を建てるだけでなく、そこに住みながら、人が成長していくストーリーのある物件作りを行っていきたい」と意欲を見せる。

 2月28日には完成披露イベント「オープンスクール」を予定している。入居は3月から。見学・問い合わせは同社不動産部(TEL 055-955-7777)まで。

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