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伊豆の国市で小学生制作フリーペーパー完成披露発表会 子どもの地元愛醸成目指す

完成した「IZUCCO」を手に持つ子ども達とスタッフ

完成した「IZUCCO」を手に持つ子ども達とスタッフ

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 伊豆の国市の魅力を小学生が伝えるフリーペーパー「IZUCCO(いずっこ)vol.2」の完成披露発表会が11月6日、「道の駅  伊豆のへそ」(伊豆の国市田京)で行われた。

完成した「IZUCCO」を観光客に手渡す子どもたち

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 地元の小中学生が制作を通して地域の魅力を発信する「こどもローカルマガジンプロジェクト」の伊豆の国市版となる同冊子。子どもたちが地元を取材し、イラストを描き、写真を撮って地域情報誌を制作する。2013(平成25)年に伊豆市でスタートし、現在全国7カ所で取り組みが行われている。

 「IZUCCO」は2019年に創刊。昨年は新型コロナ禍で活動ができなかったため今回が第2弾となり、今年は地元小学生12人が参加した。プロのカメラマンや美術教員、新聞記者からの指導を受けた後、狩野川のボート下りやアマゴ釣り体験、まんじゅう店、イチゴ農家などを取材した。4000部を印刷し、伊豆の国市役所や取材先、小学校などに配布し、後日ホームページで公開予定という。完成披露発表会では式典の後、子どもたちが観光客に冊子を配布した。

 参加した小学6年生の日景紗耶さんは「とても楽しい経験だった。取材では、なかなか機会がない出来たての温泉まんじゅうを食べることができてうれしかった」と話した。

 制作実行委員会代表の中野あゆみさんは「たくさんの人に協力いただき、完成させることができた。進学や就職で地元を離れてしまっても、また地元に戻りたいと思う原体験になってくれたら。IZUCCOを通して20年後の伊豆の国市を支える人材を育てるため、細く長く?10年は続けていきたい」と話した。

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