日本固有の大型魚「アカメ」の展示が6月17日から、伊豆・三津シーパラダイス(沼津市内浦長浜)で行われている。
アカメはスズキ目の日本固有の大型魚。西日本の太平洋側に生息し、赤い目をしていることから命名されている。その珍しさと大きさから、 イトウ・ビワコオオナマズと並び「日本三大怪魚」として知られている。
同水族館に搬入されたのは、口野地区近海で行われたシラス網漁で捕獲されたアカメ。体長は約70センチ。捕獲した漁師も「50年近く漁をやっていて初めて見た」というほどで、同水族館が保護。体表の傷や体調の回復をもって今回の展示となった。
アカメを見た沼津市内の40代男性は「雑誌やインターネットでしか見たことのない魚で、釣り人にとっては憧れの存在。生で見たのは初で、沼津でも釣れるかと思うと興奮する」と話す。
同水族館の同館飼育員の春日保さんは「釣り好きには人気のある魚だが、沼津で捕獲されたのは珍しい。水族館で展示されるのも珍しく、この機会にアカメを見に来てもらえれば」と来場を呼びかける。
営業時間は9時~17時。入場料は中学生以上=2,200円、4歳~小学生=1,100円。