防災イベント「パック調理交流会」が7月7日、長泉町のレンタルスペース「モリスベース」(納米里)で行われた。主催はしずおか子育て防災ネットワーク(静岡市駿河区)。
県内の子育て支援団体を中心に、災害時の相互補助と防災を目的にした勉強会・交流会を定期的に開いている同ネットワーク。2020年9月に発足し、県内22の団体が加盟している。
今回の交流会は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言・まん延防止等重点措置などを経て、久々の対面を含めた開催となった。オンラインを含め25人が参加した。
ふじのくに防災士の高良綾乃さんが、災害時に簡単に調理ができる「パック調理」について講演し、参加者が実際にパック調理に挑戦。炊飯のほか、サバ缶とトマトジュースを活用したハヤシライス、ホットケーキミックスを使った蒸しパンなどを作った。
ネットワーク加盟団体の一つ「ママ防災塾MAMORUマムズ」(長泉町)の高木有加さんは「災害のない平時にも互いを助け合うネットワークを持っていることが大事。加盟団体には防災に詳しい団体と、そうでない団体の差があり、交流会を通して防災知識だけでない、助け合いのネットワーク強化も図っていきたい」と話す。