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沼津で映画「わが母の記」上映会 プロデューサーによるトークショーも

トークショーの様子

トークショーの様子

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 映画「わが母の記」上映会が7月12日、「千本プラザ」(沼津市本字千本)で行われた。

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 2012(平成24)年に公開された同作品。井上靖の自伝的小説が原作で、沼津市出身の原田眞人さんが監督・脚本を務める。撮影は、井上靖の生まれ故郷の伊豆・湯ヶ島をはじめ、沼津でも行われた。同作品は第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞した。

 上映会には約100人が参加。上映後、同作品プロデューサーの石塚慶生さんが「駿河湾沼津FC(フィルムコミッション)『ハリプロ映像協会』」(沼津市大手町)の飯島充子副会長と共に登壇し、トークショーを行った。

 石塚さんは、沼津や伊豆での撮影、原田監督や樹木希林さんとのエピソードなどを披露。石塚さんは「役者たちは撮影期間の1カ月半で約10年分を演じた。沼津や伊豆の美しい場所がたくさん登場する映画なので、もう1、2回見てほしい。地元の皆さんの温かさが裏側に詰まった作品」と話す。

 飯島さんは「監督は当初海外で撮影したいと思っていたが、東海バスのボンネットバスを滑沢渓谷で走らせることができることが決め手となり、伊豆や沼津で撮影することになった」と振り返る。

 この日は、同作品の映像撮影を担当した芦澤明子さんも東京から会場に駆け付けた。芦澤さんは「この大きなスクリーンで沼津の街や海などの中核を沼津の皆さんと一緒に見られて幸せ」と笑顔を見せていた。

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