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沼津出身の杉山正明さんが映画「まくをおろすな!」音楽担当 140曲を作曲

映画「まくをおろすな!」の音楽を担当した杉山正明さん

映画「まくをおろすな!」の音楽を担当した杉山正明さん

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 沼津市出身の作編曲家・杉山正明さんが、1月20日から全国公開される映画「まくをおろすな!」の音楽を担当した。

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 同作は、江戸時代を舞台に実在した人物や歴史に残る大事件を新解釈で描くミュージカル映画。

 ジャニーズ事務所所属の4人グループ「ふぉ~ゆ~」のメンバー・越岡裕貴さんが主演でブン太(紀伊国屋文左衛門)役を務め、工藤美桜さんがモン太(近松門左衛門)役を務める。寺西拓人さん、原嘉孝さん、高田翔さん、室龍太さん、竹中直人さん、岸谷五朗さんなどが出演する。演劇ユニット「30-DELUX(サーティーデラックス)」を主宰する清水順二さんが初監督した。

 杉山さんは父が営んでいた「杉山ラジオ店」に毎週入荷するレコードがきっかけで音楽に親しみ、沼津商業高校の吹奏楽部を経て早稲田大学のビックバンドジャズサークル「ハイソサエティ・オーケストラ」に所属。大学卒業後、アレンジャーやシンセサイザー奏者として本格的に活動を始め、スタジオレコーディングや映画、テレビ、演劇、ミュージカル、CMなどの音楽を担当している。主な作品は、映画「いぬのえいが」、舞台「夏の夜のロミオとジュリエット」「club seven」など。

 同映画のために140曲ほど作曲し、そのうち約50曲が劇中に採用された。杉山さんは「舞台と映画のハイブリッドのような作品なので、音のないシーンがほとんどない。通常の映画の3倍ほどの曲数を使っている」と話す。

 杉山さんは「2019年の舞台『のべつまくなし』の音楽担当をした際、『この作品を映画化してみてはどうか』と清水さんに伝えたのがきっかけで映画化につながった。膨大な時間と愛情を注いだ。時代劇にアクションや音楽、ダンスが加わった見どころ盛りだくさんな作品なので、多くの人に見てほしい」とも。

 静岡県東部エリアでは「シネプラザサントムーン」(清水町玉川)で1月27日公開予定。

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