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三島のダイカスト製造会社で20年ぶり入社式 「スチームパンク」効果で採用

三島のダイカスト製造会社で20年ぶり入社式 「スチームパンク」効果で採用

ショールームにあるスチームパンクセットと新入社員と三宅社長

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「三光ダイカスト工業所」(三島市松本)で4月2日、入社式が行われた。

 1964(昭和39)年に創業し、金型鋳造(=ダイカスト)製品の製造・販売を手掛ける同社。自動車部品をメインに、医療機器や産業用ロボットのパーツなど幅広いジャンルの製品を手掛けている。

 同社によると、生産は国外への製造拠点移転などにより、バブル期をピークに減衰。リーマンショックを契機とした不景気の影響もあり、新卒採用はここ20年ほどなかったという。

 この日は、新入社員の竹内理沙さんと坂下江里桂さんの2人に辞令が交付された。三宅ゆかり社長は「周囲の先輩たちに分からないところを聞きながら成長してほしい」とエールを送った。

 同社は2016年からダイカストを製造する課程で不要になった端材などを使ったアクセサリー作りにも取り組んでいる。アクセサリーは1980年代に流行した「スチームパンク」の世界観をイメージし、各種メディアでも話題となった。ショールームにもスチームパンクの世界観を採用する。団体や企業の視察も増え、新しいダイカスト商品の発注につながったケースもあったという。

 坂下さんは「テレビで見たスチームパンクの特集を見て、ここで働きたいと思った。前からものづくりに関わる仕事就きたいと考えていた」と話す。

 竹内さんは「会社見学でスチームパンク作品を見たのがとても印象的で、入社したいと思った」と振り返る。

 2人とも将来はスチームパンクに関わる仕事を希望しているという。竹内さんは「スチームパンクの世界観を通じて、ダイカスト企業の魅力を発信したい。多くの人が共感できるような情報を発信したい」と意気込む。

 三宅社長は「雇用はこれまでかなり難しい状況にあったが、スチームパンク作品をきっかけにダイカストの魅力を知ってもらい、いい人材に会うことができた。社会人の基本やものづくりの大事さを学んでもらうのももちろんだが、個性を生かして可能性を伸ばしてほしい」と話す。

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