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「伊豆の国ビール」、国際品評会で金賞-醸造長の門倉さん、2度目の快挙

受賞した金メダルとビールを持つ門倉さん

受賞した金メダルとビールを持つ門倉さん

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 伊豆のリゾート施設「みんなのハワイアンズ」(伊豆の国市田京)が手掛ける「伊豆の国ビール」3種が9月10日・11日、大桟橋ホール(神奈川県横浜市)で開かれた「インターナショナル・ビアカップ2014」で金賞を含む入賞を果たした。

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 1996年に始まり、世界でも古いクラフトビールの国際品評会として知られる同大会は今年で19回目。今回は国内外98メーカーから327種のクラフトビールが出品され、「金賞」「銀賞」「銅賞」を審査した。採点基準は相対評価でなく絶対評価。

 今回受賞した「伊豆の国ビール」は同施設の醸造所で製造している3種。看板メニューの「ピルスナー」が金賞を受賞し、今春販売の黒ビール「スタウト」、香りに特徴がある「ヴァイツェン」の2種が銅賞を受賞した。

 醸造長の門倉栄さんは、御殿場ビール(御殿場市)で修業を積み醸造長として活躍した経験を持つ。今回の金賞は、以前勤めていた御殿場に続き2醸造所での受賞という。門倉さんは「今年はあくまでも腕試しとして出場したが、金賞を受賞できたのは正直驚いた。今年発売の2つのビールも受賞できたので、さらに喜びがある」と感想を述べた。

 同施設には醸造長就任前から技術指導として関わっていた門倉さん。自身の工場からまた新しい環境で醸造長になった理由について、「水の豊かな土地でビールを造ろうという気持ちのある人たちが多くいた。御殿場はある程度後輩たちができる形になり、今回は新しくその土地で愛されるビールを造りたいと思った」と話す。現在は、門倉さんを含む3人で年間約9万リットル、同醸造所で販売する瓶約180万本の製造を行っている。

 今後の展望について「最近はクラフトビールも文化として成長し、消費者も理解も多くなってきた。伊豆はクラフトビールが多い地域。今後も地元に愛されるビールを造りつつ、ドイツのケルン地方で作られているケルシュ品種にも挑戦したい」と意欲を見せる。

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