協働のまちづくりセミナーが12月5日、沼津市民文化センターで行われた。主催は沼津市。
今年で4回目となる同セミナーでは、沼津あげつち商店街振興組合理事長で青果店「REFS」(沼津市上土町)社長の小松浩二さんが「沼津上土町周辺の協働の物語」をテーマに講演を行った。
小松さんは、今まで営業利用できなかった河川空間を、行政と商店街とで連携し利用可能にしたプロセスや、公共空間である公園を活用したイベント「沼津自慢フェスタ」の裏話、空き店舗物件をリノベーションした事例など、公民連携の協働について説明し、「これからは使う人がどういう気持ちを持っているか考えていくこと、沼津らしい尖ったことをやって周りを巻き込んでいくことが重要」と話した。
今回のセミナーは、沼津市役所の職員が多く参加した。企画を担当した沼津市地域自治課協働推進係の岩井一平さんは「市の地域づくりのキーパーソンである小松さんの話を聞いて、今回参加した若手職員にもよい刺激を受けてほしい」と話す。
沼津市戸田在住の石原秀一さんは「勉強になった。まちを活性化するには個々が重要で、点と点を結んで線にしていくことが大切だと分かった。戸田でも実践していきたい」と話していた。