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三島で「ブックフェス」 ペッパーによるSF小説「電気羊」朗読も

ひげを付け「文豪モード」になるペッパーと西島部長

ひげを付け「文豪モード」になるペッパーと西島部長

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 三島市内の3カ所の施設で4月23日、「MISHIMA BOOK FES(ミシマブックフェス)」が開催される。

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 4月23日の子ども読書の日にちなんだ同イベントは、楽寿園(三島市一番町)と市立図書館(大宮町)、大社の杜みしま(大社町)の3カ所を周遊するイベント。期間中、各施設でイベントが開かれる。

 メイン会場となる楽寿園では、市民らが「書店主」になって行う古本市を行うほか、ステージでは当日お披露目される図書室「ほんの樹」のオープンを記念し、同施設のプロデュースを手掛けたブックディレクターの幅允孝さんと加和太建設(文教町)の河田亮一社長が読書についてのトークセッションを行う。

 大社の杜では、個性的な書店が出張販売を行うほか、絵本作家・江頭路子さんによる絵本作家ワークショップなども開催。読書だけでなく体験型のコーナーも用意する。

 同施設のステージでは「アンドロイドは『アンドロイドは電機羊の夢を見るか?』が読めるか?」と題し、朗読会を開催。雄大(沼津市)ロボティクス事業部所属の「ペッパー」が朗読を担当する。西島基博部長は「今回はペッパーの多様性を見てもらいたい。個人的にも今回の原題になる作品のファンで、今回の企画に参加した」と話す。

 ペッパーが読むのはSF小説の人気作品で、映画「ブレードランナー」の原作となった「アンドロイドは電機羊の夢を見るか?」。朗読会では、ナレーターのままさちこさんがあらかじめ読んだ部分を西島部長がペッパーにプログラミング。その後、ペッパーが同じ箇所を読み上げ、比較する。

 同施設の轟敏男さんは「テクノロジーと文学の親和性は今まで低いイメージだったが、今回のイベントで文学とテクノロジー、両方の側面を楽しんでもらえれば。子供も大人も幅広い年齢層に来場してほしい」とも。

 開催時間は10時~15時。幅さんのトークセッションは13時~14時30分。ペッパーのイベントは12時30分~を予定。雨天時は縮小開催。

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