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沼津・戸田に警官夫婦が駐在所に赴任 「夫婦の良さ」生かした治安目指す

駐在所で笑顔で挨拶をする酒井夫妻

駐在所で笑顔で挨拶をする酒井夫妻

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 沼津市戸田(へだ)にある沼津警察署戸田警察官駐在所に3月22日、新婚の警察官夫婦が着任し、任務に当たっている。

夫婦で拾得物の案内をする酒井夫婦

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 同駐在所に勤務するのは酒井晃太巡査長と摩由翔(まゆか)巡査部長の2人。2人は伊東署勤務時代に知り合い、2015年7月に結婚。赴任前は、晃太さんは伊東署管内で交番勤務、摩由翔さんは熱海署管内で刑事業務を行っていたという。

 2人の赴任について、先に知ったのは晃太さんで「最初は沼津署への配属が内示で出て、妻に引っ越しなどの相談をした。その時点では妻も配属になるとは思わなかった」と話す。

 また摩由翔さんは「夫から話を聞いた後、電話で内示があり、間違いがないか再度確認したほど」と笑う。その後「2人一緒に沼津署の配属と聞いた時、周囲からは同じ場所の勤務になるとうわさがあったが、やはり配属のときは驚いた」と笑う。

 夫婦で同じ駐在所に勤務するのは、県内で3例目。同駐在所に勤務するのは初。女性警察官が赴任するのも、同地域では摩由翔さんが初となる。

 同駐在所は戸田地域を中心約1500世帯、約3000人が対象。配属されて約1カ月となる夫婦の勤務。摩由翔さんは「夫が非番で自分が勤務のときには食事を作ってくれることも。それまではお互い食事の時間も異なり、この駐在所に赴任してからは、お互いにいる時間が増えた」と話す。

 今後について、晃太さんは「大きい事件もなく、とても平和な地域。住民からは制服を着ていない時でも気軽に声を掛けてくれる優しい人々が多い。今後は、刑事の経験を持つ妻と、地域の情報を集める自分と、夫婦の特徴を活かした運営を行いたい」と話す。

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