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三島で「防災クッキング」教室 包装食袋を利用、普段使いも提案

包装食袋で調理を手伝う子どもの姿も

包装食袋で調理を手伝う子どもの姿も

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 北上文化プラザ(三島市萩)で11月14日、イベント「普段も使える!簡単防災クッキング ~ママに贈るミニ防災講座付き~」が開催された。

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 同講座は未就学児の母親たちを対象とした料理教室で、災害時に湯せんで米を炊くことができる包装食袋を利用した調理を教えるもの。当日は親子15組の参加があった。

 講師は伊豆の国市で保健師として活動している天野えりこさん。天野さんは神戸の震災のボランティアに行った際、山積みされて残っている菓子パンを見て、災害時も温かい食べ物が必要と痛感。数年前に日本赤十字奉仕団で包装食袋による調理法に出合ったことをきっかけに、独自のレシピなどを展開している。天野さんは「炊飯だけでなく、シチューや煮物、プリンなどさまざまな分野に応用できる」と話す。

 下ごしらえをして煮るだけと調理が容易なことから、短時間に複数の調理ができることも特長で、1時間ほどあった調理時間で11品の調理に挑むことも伝授。参加者の女性は「包装食袋といえば米を炊くだけのものというイメージだったが、いろいろ調理できることが分かった」と話した。

 今後も同教室は続けていく予定で、天野さんは「防災食で作ると調理は難しいことがなく簡単に作れる。今回習った生徒たちが次は先生となり、多くの人に調理法を広めてもらいたい」と期待を込める。

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