「ごはん食堂 桐家(きりや)」(清水町玉川)が4月6日、新型コロナウイルス対策用ボード「桐家特製ウイルスガード」を店内に導入した。
2009年秋にオープンし、大豆、鶏肉、魚、地元の有機野菜を使った手作り定食を提供している同店。
店主の桐原直紀さんは「新型コロナウイルスの影響で休業する個人店が増えてきた。従業員に給料を出しながら、食事を提供することで免疫力を上げる生活を応援したい」と話す。
現在は通常より椅子の数を減らし、店の入り口にはアルコールスプレーを設置。従業員はマスク着用の感染予防対策で営業している。鳥取県の県庁職員が考案した「鳥取型オフィスシステム」を参考に、段ボールで製作した「桐家特製ウイルスガード」も用意。希望者に貸し出している。
きっかけについて桐原さんは「店を開ける以上、安全対策として段ボール製のウイルス対策ボードを作ることを、鳥取の取り組みをきっかけに思いついた」と話す。
桐原さんは「日本の伝統食には免疫を高める食材がたくさんある。病気を治すのは自分自身の身体。免疫力を高めるためにも、食事について今一度考えるきっかけになれば」と話す。また「当店では昔ながらの日本の食材、豆・ごま・わかめ・野菜・魚・しいたけ・芋を使った『まごわやさしい弁当』の予約販売も行っている。一度ご利用いただけたら」(桐原さん)とも。
営業時間は11時15分~14時30分。夜の部は現在、予約が入った場合のみ営業。日曜定休。