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沼津の福祉機器販売店がコミュニティースペース 「心のバリアフリー」 目指す

「心のバリアフリーを目指したい」と話す鈴木さん

「心のバリアフリーを目指したい」と話す鈴木さん

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 医療・福祉機器のレンタルと販売を行う東海医療器械(沼津市大岡、TEL 055-921-5387)は2月1日、同社ショールームの一部でコミュニティースペースの提供を開始した。

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 同社は1971(昭和46)年に創業し、医療器具・福祉器具のレンタルと販売を行う。現在4代目の鈴木憲介社長は「医療機器の販売などで県内はもとより県外の病院や介護施設と取引がある。しかし50年を一つの節目として考えたとき、地域との連携を行い『心と体のバリアフリー』を提供する企業に成長したいと考えた」とスペース開設のきっかけを話す。

 本社1階部分の一部を改装したもので、広さはおよそ36平方メートル。これまでは社内の打ち合わせや商談などを行ってきたが、セミナーや勉強会など地域の交流スペースとして活用する予定。スペースには30人程度が座れる椅子と60インチのモニターなどを用意した。

 現在は社員中心に介護や個人の趣味を中心としたプログラムを開催しているが、今後は地域の人向けの予防医療や介護入門など、地域の人たちが障がいや介護に参加できる地盤を作る場として使っていく予定だという。

 鈴木さんは「医療器具を取り扱う会社として、身体的なバリアフリーだけでなく、ハンディキャップのある人にとって過ごしやすい環境を整備していきたい」と展望を話す。

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