気象庁が7月17日、東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。
同地区の梅雨明けは昨年よりも2週間ほど早く、平年よりも2日早い。沼津市は17日の最高気温が32℃。晴天に恵まれ絶好の海水浴日和となった。
沼津市内では、市営の6つの海水浴場のうち大瀬崎・井田・御浜の3海水浴場が17日、海開きを行った。御浜海水浴場(沼津市戸田)には、市内外から集まったおよそ200人の海水浴客が盛夏の始まりを楽しんだ。
1989(平成元)年から多くの観光客を迎えてきた地元の和菓子店が営む海の家「兎月」の山田行雄さんは「昨年は感染症予防対策などの準備ができず、開店を断念したが、今年は予防対策をしっかりと行って出迎えたい」と話す。
海水浴を楽しんでいた三島在住の男性は「神奈川県出身で海の近くに住んでいたが、神奈川の海と比べて透明度が高く、海に入っていて気持ちいい」と笑顔を見せた。
戸田観光協会の佐藤寿美さんは「砂浜での密を避けるため森林組合と一緒にロープと木材で70区画のエリアを作るなど、感染病予防対策も行っている。ぜひ沼津の海に遊びに来てほしい」と来場を呼び掛ける。
御浜の海水浴は8月31日まで。沼津市内で海開きを行わなかった3海水浴場は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、ライフセーバーの配置などを行わない方針。