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三島に「三島クロケット」仮開設 家守との連携で街の距離縮める

三島クロケット店内と家守スタッフ

三島クロケット店内と家守スタッフ

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 三島市本町にコワーキングスペース「ワーカーズリビング プレ三島クロケット」(三島市本町)がオープンして1カ月がたった。

店内の様子

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 加和太建設(三島市文教町)が運営する同施設は、三島の中心地である本町のビルの1階にある。席数は12席。席が空いていてれば予約なくても利用ができる。

 同社は市内の不動産の利活用を推進しており、今回の取り組みもその一環。現在改修中で10月オープン予定の「三島クロケット」はワーキングスペースを中心とした施設で、周辺のゲストハウスや短期型居住施設などと連携した常設ドロップイン施設を目指す。

 企画担当者の本多大典さんは「三島は伊豆半島の付け根に位置し、新幹線駅もあり利便性にたけている。街の魅力を知ってもらうのには、短期型の体験施設を増やし、街の交流人口を増やすことが大事」と話す。「この夏の間に、在住者や旅行者のニーズを聞き入れ秋のオープンを目指す。その需要やアイデアを蓄積するためにプレオープンを始めた」と言う。

 施設には、管理人と街案内を兼務する「家守」を常駐させ、利用者と街の利用を促す役割を担う。東京都から短期利用をしている吉村脩さん(28)は「姉の出産がきっかけで、会社がリモートワーク中心というのもあり、三島に短期在住している。マンションと異なる環境で仕事ができ、とても便利」と話す。「家守スタッフのおかげで、おいしい飲食店などを紹介してもらうなど、楽しく利用できている。東京都は違う環境で働くことで地域の魅力を発見できる」とも。

 本多さんは「地方のコワーキングスペースは主に月額制が多く、旅行客などの短期利用には向かない。クロケットはまず三島に興味を持ってもらう仕掛けを考え、交流人口の増加を狙っていきたい」と目標を話す。

 営業時間は10時~18時。ドロップイン料金は2時間=600円。

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